2004年のページ・目次

古書にまつわるエピソードなどを不定期に掲載しています、お楽しみに
1)ファイティング・ムーン 2)大沢食堂 閉店日 3)格闘空手 武道に生きる 4)沖縄伝統古武道 仲本政博著
5)空手バカ一代 6)最強格闘技図鑑 7)男・明徳の人生劇場 八木明徳著  8)JKAマガジン 創刊号 
9)中国嵩山少林寺拳術日本表演会プログラム  10)THE WAY OF THE NINJA 11)英文 日本絵とき辞典16日本の武道 12)唐手教範 太祖拳剛柔派 蔡長庚著
13)私説日本功夫伝 廣瀬義龍著 14)「私説日本功夫伝」出版記念パーティー 15)剛柔の息吹 山口剛玄著 16)ビデオ 沖縄・伝統美の極致
17)マス大山空手スクールBOX  18)ビデオ 直伝サバキ伝説 19)サムライへの伝言 20)沖縄空手の巨星たち
21)清心流空手教室 22)倉本成春「武道に生きる」 23)心体育道・廣原誠トークセッション 24)「マス大山カラテスクールBOX」出版記念イベント
25)最強格闘技図鑑真伝 26)玄制流武徳会45年の歩み/第40回国際玄制流空手道連盟武徳会全国大会 27)KARATE FOR KIDS ROBIN RIELLY著 TUTTLE PUBLISHING 2004年6月 28)KARATE FIGHTING TECHNIQUES 

29)KARATE MY LIFE 金澤弘和著 30)ヤン・カレンバッハ来日! 31)沖縄空手人名鑑 32)拳聖澤井健一先生
33)空手史跡ガイドブック 34)ビデオ 琉球空手石碑巡り 35)男の星座(ナミダ)を受け止めろ!3 〜梶原一騎生誕祭〜 36)目でみる空手入門
37)意拳 函授教程 38)The Kids KARATE BOOK 39)韓国版映画プレスシート 風のファイター 40)映画チラシ 風のファイター
41)韓国版DVD 風のファイター 42)沖縄県空手博物館の外間哲弘館長と面会
空手古書道連盟表紙に戻る
1)ファイティング・ムーン 

竹山晴友 「チャンピオンジャック 1996年6月号」秋田書店


極真空手の第16回全日本大会で準優勝。その後、大沢昇に弟子入りしてキックボクサーとなり ミドル級チャンピオンとなった竹山晴友の半生を描いたマンガ作。漫画誌「チャンピオンジャック」 の刷新にあたり連載が始まった「ファイティング・ムーン」笠原倫作、40ページ。 伝説の格闘家の半生を描いたシリーズで、竹山晴友が第一回目に登場。 師である大沢昇とともに極真出身のキックボクサーとして多くのファンの心をとらえた生きざまが 良く表現されている。極真内弟子時代、第3回世界大会でウーデンボガードとの名勝負、師・大沢昇との 出会いと修行。練習はぶっ倒れてからが始まるというすさまじさ。作品ラストのキック引退後の インタビューで「まだまだ自分はこれからですから」と語る竹山晴友には感動ものだ。 もちろん、大沢食堂での激辛カレーも登場する。
2)大沢食堂 閉店日

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格闘技ファンにおなじみの大沢食堂が、今年の1月31日をもって閉店しました。東京・巣鴨の地で 31年に渡る歴史に幕を閉じました。正確には道路の拡張工事による立ち退きで、移転することになり 3月1日からオープンします。最終日には多くの常連客がおとずれて別れを惜しみました。大沢先生の 直弟子である竹山晴友氏も来店して、お客さんに声をかけていました。(写真は最終の午前4時半頃 、 厨房にて変わらぬ師弟。)閉店5日前からは新店の案内カードが配られました。 (カレー色の黄色の カード。大沢食堂のは赤色では・・・)
新店住所 東京都文京区本駒込2‐1‐5
     都営三田線千石駅徒歩3分、JR巣鴨駅徒歩8分
営業時間 11:00〜14:00 18:00〜23:00
定休日 日曜・祭日
3)格闘空手 武道に生きる 倉本成春著 文武研 2004年2月 1500円
空手道修己会の倉本成春最高師範の初著書。空手人生40年の半自伝と空手に対する考えを 書かれている。 「強くなりたい、刺激的な出会い、飽くなき鍛錬、実戦の心構え、武術とし ての空手」の5章構成。 10歳から始めた糸東流空手、高校卒業後の中村日出夫門下の日々 (本書では団体を独立した関係で、 固有名詞は載せていない。)、現極真館館長・盧山初男 師範との修行と友情、神戸でのスナック時代、 大山倍達総裁に認められたくだり、闘病記、 人との出会いなど興味深い話ばかりである。特に人間離れした 鍛錬のすさまじさと空手に対 する厳しい姿勢が伝わってくる。写真も豊富に載っている。 次の技術書とビデオ作が待望される。
4)沖縄伝統古武道 仲本政博著      

文武館 1993年
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沖縄小林流空手文武館の仲本政博館長による沖縄空手・古武道の研究書。1983年に初版
発行された再版。第一編「古武道への道」では、沖縄の歴史をふまえて古武道の概略、空手の名所旧跡の紹介など。 第二編「古武道の研究」では、棒術、サイ、ヌンチャク、鉄甲、トンファーなどの武器の紹介や素材について。 第三編「武人列伝」では、沖縄空手・古武道の先人を紹介。著者が発掘した先人の写真を多々発表している。 著者は80年代より中国武術と交流して、那覇市と中国福州市の交流を記念して発行された。 全209ページ、A5版・上製版。
5)空手バカ一代 徒手空拳編  梶原一騎・つのだじろう著  講談社 350円

あの名作漫画が6度目の復刻されました。最初の単行本から、スペシャル版、デラックス版、完全復刻版、 文庫版を経て、コンビニコミックスとして発売。1971年に連載スタートして、実に33年。 今年は大山倍達の10周忌にあたる年。この漫画が、今日の空手界、格闘技界に与えた影響ははかりしれない。 この漫画を通して大山倍達伝、極真精神が読み継がれている。
特集記事「進化する空手」では、空手の歴史について考察。追)巻末に武道研究家の竹内海四郎氏による首里手の歴史を連載。つのだじろうバージョンで全12巻発売された。
6)最強格闘技図鑑 松宮康生著         ぶんか社 1997年

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空手・格闘技のマニア書として作られた同書は、空手古書道連盟も企画段階から参加した書籍である。 芦原空手、正道空手、円心空手、英武館空手、極真空手の知られざるエピソードや技術を公開した。 又、「Kファイル」の章では、貴重な古書、ビデオ、グッツを紹介。現在、絶版。
この第二弾が、同じぶんか社より、今年6月発売予定で進められている。前作よりパワーアップされた内容で、 今回は、20人の空手家、武道家、格闘家が登場。芦原英幸、黒崎健時、木村政彦、アンディ・フグ、廣原誠 横山雅始、竹山晴友など。又、貴重な空手古書を公開・紹介する。
7)男・明徳の人生劇場 八木明徳著 

若夏社 平成12年

明治45年、沖縄生まれの空手家(剛柔流)の八木明徳範士十段の自伝、空手エッセイ。 前半は 自伝となっており学生時代、兵隊時代、警官時代、税関勤務と豊富な人生がまとめられている。
後半は、沖縄の空手史雑感、宮城長順先生、空手の弟子たち、八木明徳年譜の各章。剛柔流 空手の流祖・ 宮城長順先生に師事した著者が、師から学んだ空手と師の逸話について書かれて いる。 昭和11年の宮城長順先生講演会「唐手道について」の講義要約は貴重である。昭和、平 成に渡り空手修行に励み、 空手界の発展に尽くした著者の遺作となった一冊。昨年、92歳で 逝去。沖縄県無形文化財保持者でもあった。
8)JKAマガジン創刊号 

日本空手協会1997年

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JKAマガジン 創刊号 日本空手協会 1997年
雑誌というより写真集に近い作りである。日本空手協会の歴史を1922年(大正11年)船越義珍著「琉球拳法唐手」 発行から1994年日本空手協会後援会発足までの紹介。11人の 日本空手協会の空手人の紹介。プロフィールと インタビューと写真。浅井哲彦、矢原美 紀夫、阿部圭吾、井坂明人、香川政夫、新本信行、金山亨鐘、前田英治、 リチャード・ エイモス、山口貴史、川崎典夫の11人。英語訳付き。

9)中国嵩山少林寺

拳術日本表演会プログラム 

中国嵩山少林寺拳術 1984年

達摩祖師直伝正統継承者として1982年に東京・池袋に道場(廟)を開設。ちょうど映画「少林寺」が公開した頃で、スポーツ新聞で会員募集広告が出された。救世救民チャリティーとして関東近辺10ヶ所程で行われた。演武は子供を含めて7人程。様々な少林寺拳術が披露された。武術団体ではあるが、真理探究を説き宗教思想を強調している。
10)THE WAY OF THE NINJA 

MASAAKI HATUMI 

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THE WAY OF THE NINJA MASAAKI HATUMI 講談社インターナショナル 2004年4月 3500円
「忍者の道」初見良昭著の新刊英語書。忍者マスターで知られる初見良昭の最新作。現在、購入
可能な初見マスターの著書は、「いま忍者」潮文社や「世界のマーシャルアーティスト」土屋書店など数冊のみ。過去の「戸隠流忍法体術」や「戦国忍法図鑑」などの名作著書は絶版。今回の新刊は、
初見マスターの決定的な一冊である。豊富な写真入りの技術解説もページを割いている。
1.日本文化としての忍術、2.忍法体術、3.忍者の衣装、4.忍者の訓練法、5.秘伝忍法体術、
6.千変兆化・忍法体術。旧い、懐かしの写真も多数公開。A4版、上製版。全208ページ。

11)英文日本絵とき辞典16日本の武道

JTB 1993年

日本の文化や風習、名所などを紹介する英語によるシリーズ。旅行会社のJTBが発行している
ことに注目。簡単な英語と簡素なイラストにより書かれており、中学校の教科書のような本である。コンテンツは、日本の武道、相撲、柔道、剣道、空手、その他の武道、日本でさかんなスポーツ。文庫版サイズ。八重洲ブックセンター本店の実用スポーツ・武道コーナーにて購入。
12)唐手教範太祖拳剛柔派 蔡長庚著 

内外タイムス社 昭和38年

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台湾出身の空手家である蔡長庚の著書。著者は、鶴拳法と太祖拳法を学んだ。幼少時に日本へ移住。4冊の空手の著書がある。戦後、柔道界、空手界で活躍。力道山と交流があったことはよく知られている。スポーツ内外に連載したものを一冊にまとめた。太祖拳は、南派少林拳と武当派剛柔拳法の技法を集約させた拳法。又、中国に唐手道という武術があり、日本の空手の源とのこと。写真、図絵が豊富に使用されている。内外タイムス社は著者が創設した出版社である。その系列出版社であるぴいぷる社で発行している「格闘Kマガジン」で空手家・蔡長庚特集を希望する。K編集長、いかがでしょうか。(Sさん、ありがとうございました。又、熱く語 り合いましょう。)
13)私説日本功夫伝 廣瀬義龍著 

壮神社 2004年4月 2800円

日本の中国拳法の始まりといえば、映画ブルース・リーであり、松田隆智、佐藤金兵衛、笠尾恭二の拳法書であろう。著者の廣瀬義龍は、その頃から武術修行を志ざし、日本の中国拳法の歴史を見てきた一人である。 漫画「男組」のモデルが著者であったことは、最近では良く知られている。自身が師を求め修行し、組織を立ち上げて後進の指導と散打大会による中国拳法界の交流・発展に尽くしている。その著者の半生記と中国武術に対する考察が豊富な写真とともにまとめられた。 廣瀬義龍版「謎の拳法を求めて」。中国武術の書籍、雑誌、漫画、映画、大会にも多々触れており、著者の情熱と人柄が伝わってくる本である。 全262ページ。B5版上製本、函付。豪華本にしては安価である。
14)廣瀬義龍「私説日本功夫伝」

出版記念パーティー

4月11日、東京プリンスホテルにて中国武術義龍会の代表師範・廣瀬義龍「私説日本功夫伝」出版記念パーティーが行われました。

この日は、廣瀬師範の広い交流関係から多くの武術・武道関係者が参列しました。新刊著書の発行元である壮神社の恩蔵良治社長の乾杯に始まり、祝辞として、日本拳法の森良之祐先生、極真会館の高久昌義師範、作家・空手道今野塾の今野敏先生(写真)の挨拶がありました。その後、参列者の紹介があり、義龍会の高弟達による演武が会場を盛り上げました。ミット打ち、少林拳、太極拳、対打の演武でした。会場には、元キックボクシングチャンピオンの錦利弘氏や中国武術躾道会の小林直樹先生、作家の柳原慧氏(宝島社のミステリー大賞「パーフェクト・プラン」の著者で、廣瀬師範の高校の後輩でもある。)、身体文化研究家の竹内海四郎氏、不二流体術の師範達もお祝いに参列しました。(田中光四郎先生は、イラクで起きた日本人人質拘束事件の解決の為、急遽イラク入りの為欠席。)

最後は、「この著書の一文字、一文字が自分の魂であり、自分の志の集大成の一冊です。」との廣瀬師範の挨拶で3時間に及ぶパーティーは終了しました。

15)剛柔の息吹 山口剛玄著 

栄光出版社 昭和41年

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剛柔流空手の山口剛玄の自伝。明治42年に鹿児島で生まれ、幼少期より武道と信仰をたしなみ、立命館大学の在学中に剛柔流開祖の宮城長順より宗家を継承し、「剛玄」の名を付けてもらったくだり、満州での戦争時代、終戦・捕虜生活を経て、戦後の空手普及から全日本剛柔会結成へと続く。著者は空手以外に神道とヨガも修行しており、それぞれの関連性を説いた。

巻末で写真解説による剛柔流空手の紹介。発行当時、著者は全日本空手道剛柔会会長、最高師範、範士十段。名古屋の古書店でサイン本を300円で入手。

16)ビデオ 沖縄・伝統美の極致 

空手と歌三線 2000年

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沖縄の空手と歌三線を紹介する沖縄で制作されたビデオ。沖縄伝統芸能である空手と歌三線と舞踊の組み合わせ作品。小林流水拳道水武館、孝武流孝武会、少林流榮龍館、剛柔流明武館、小林流武徳館、剛柔流国際空手古武道連盟、全沖縄古武道連盟の師範達による型と武器術が披露されている。「空手中興の祖・武士松村の生涯」とする松村宗棍の歩みをドラマ化もしている。        全90分。空手は前半50分。著作は、沖縄小林流水拳道水武館本部 西平賀隆副館長。
17)マス大山カラテスクールBOX 

真樹日佐夫編 東邦出版 2004年4月 9800円

1994年4月26日に亡くなった大山倍達の没後10年追悼記念出版。あの熱かった時代が蘇る。往年の極真空手家達がここに集結。劇画「空手バカ一代」と映画「地上最強のカラテ」の頃、4万人以上の会員がいた通信教育「マス大山カラテスクール」。その教材テキスト7冊が復刻。そして、入手不可能に近い「現代カラテマガジン」の創刊号から最終号(1972年〜1988年)までの全バックナンバーがDVD一枚となった。しかも項目ごとの閲覧も可能。バックナンバー、連載、大山倍達、大会の各ジャンルに編纂されている。更に、GOD HANDマス大山「特製ステッカー」も付いておりボリューム満点。B5判豪華化粧函入り。買うべし、読むべし、泣くべし、押忍。

尚、今回の発行にあたり、真樹先生から直に依頼を受け、当連盟で全面的に資料提供をさせていただいた。天国の大山総裁も喜んでいることでしょう。次は、大山倍達著作全集の実現を望む。
18)ビデオ 直伝サバキ伝説

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あの芦原英幸の新しいビデオが発売された?サブタイトルは、「天才!芦原英幸 伝説のスーパーテクニック」。60分程の内容は、審査会風景で、生徒を審査しながら指導する芦原英幸が映されている。ビデオのジャケットは、講談社から発売された「実戦!芦原カラテ」に似ている感じもする。企画監修:芦原英幸ファンクラブ、制作:実戦サバキ研究会となっている。この2つは、実在する団体なのだろうか。芦原英幸マニアが制作したものと思われる。限定非売品。来年の十周忌に向けて、芦原英幸のDVD作品の発売が待望される。
19)サムライへの伝言 黒崎健時著 文芸社

 2004年5月 1300円

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新格闘術の黒崎健時総帥の新刊が発売されまいた。今から23年前のインタビューを一冊にまとめたものです。今日の日本の状況にあたり、時間を越えた鬼の黒崎のメッセージである。聞き手は徳橋誠氏。質疑がとてもユニークで、「テコンドーにはどう考えているか?、ベニー・ユキーデの実力はどの程度か?、全空連の試合スタイルについは?、大山倍達館長との組手は?、一日のタバコの量は?、ウィリー・ウィリアムスの実力は?、大山館長が闘ったムエタイのブラック・コブラについて?、オランダでの空手指導について?、真剣白刃取りについて?、中村忠氏について?、プロ空手との対戦について?、ヨガについて?、家族との会話の内容は?、ムエタイについて?、中国拳法の松田隆智氏について?、太気拳について?、マスコミについて?、三島由紀夫について?、恐怖心について?」など、極真ファンが喜びそうな人物や格闘技、日常に関する素朴な質問が多い。対する黒崎健時の返答もユニークの中に含蓄がある。全107ページ。
20)沖縄空手の巨星たち 新星出版社

2003年11月発売 3334円

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沖縄在住の空手家で沖縄県指定無形文化財保持者9名を紹介した一冊。少林流の直伝を継ぐ国際的
指導者・仲里周五郎、戦後沖縄空手の草分け・硬軟流創始者・糸数盛喜、「共存共栄」を空手の
合理的精神として・宮平勝哉、上地流空手の世界的普及の立て役者・友寄隆宏、沖縄剛柔流の
最大会派を束ねる・伊波康進、一器の水を一器に移す?を原則に・仲里常延、空手文化論で
論陣を張る・湧川幸盛、師に空前絶後と言わしめた男・八木明徳、拳禅一如の精神に至る・
松林流開祖・長嶺将真(目次より)の9人。それぞれ、空手との出会い、修行、活動、年譜で足跡
を紹介。沖縄県空手道連合会の理事長である著者が、世界に誇るべき沖縄の空手に魅せられて、
その伝承者たる直伝世代の拳聖たちに接し、見聞をまとめた労作。沖縄は空手のメッカであるとの
著者の主張が、沖縄の出版社から世界に向けて出された。告知もされず、書店にも並んでいないの
は残念である。A5判上製本、全281ページ。
21)空手教室 第一巻 菊池和雄著

 トーヨープリント社 昭和44年

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清心流空手宗家である菊池和雄師範による空手技術書。清心流空手は、神道自然流と剛柔流、本部流を学んだ著者が創始した流派。道場は清心館。空手に居合、杖術も体系に入っている。この書は、一日一技づつ習得していくように構成しており、3ヶ月で空手の基本が学べる。写真と歩法図による解説。空手に関するコラムも多々書かれている。通信教育も昭和39年より実施しており教材で使われたものをまとめた一冊。全352ページ。菊池和雄宗家は1984年に亡くなり、現在は栃木県宇都宮を本部として疋田清拳最高師範のもと活動している。清心流空手道協会のホームページもある。

22)倉本成春「武道に生きる」

出版記念パーティー

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6月6日(日)に東京・虎ノ門パストラルにて、倉本成春「武道に生きる」出版記念パーティーが行われました。当連盟のホームページでも紹介した、空手道修己会の倉本成春最高師範の初著書です。同書は、今年2月に発売されて早くも重版がかかり売れ行き良好です。顔の広い倉本師範の関係者、弟子達が200人以上参列しました。先ず、極真館の盧山初雄館長の挨拶に始まり、修己会の林正秀会長の挨拶、そして倉本師範の挨拶、発起人の一人であるアントニオ猪木による乾杯がされました。(写真)途中に倉本師範の足跡をまとめたビデオモニターが放映されて、演武のド迫力に驚嘆の声があがりました。又、多数のお祝いがありました。元貴闘力の大嶽忠茂氏、サンプレイジムの宮畑豊会長、数見道場の数見肇館長、俳優の宇梶剛士(修己会の安田晃樹師範と親戚)など。各界から参加している倉本塾塾生の紹介もされました。帰りには、今回の著書と倉本師範の詩と座右の銘が書かれた色紙が渡されました。
23)心体育道・廣原誠トークセッション

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6月5日(土)に大阪のジュンク堂書店大阪本店にて「心体育道・廣原誠トークセッション」が行われました。今回のイベントは、心体育道設立10周年記念にあたり、創始者の廣原誠先生と心体育道川邊道場の川邊頼昭先生の2人によるトークが行われました。芦原会館時代の思い出話、心体育道のできるいきさつ、心体育道の技術について熱いトークがされました。芦原英幸先代館長のものまねもとびだし、爆笑のシーンも。捌きに関しては、カラテチャレンジで2連覇したが、準備をしないで出場した最初の大会の時には捌きが使えたが、試合を意識して望んだ2回目の大会では、捌きが上手く使えなかった。又、体に力が入っていると上手く捌けないとのアドバイスもされた。年齢とともに体が柔らかくなり、スタミナもあがり、スピードも速くなる武道としての心体育道の方向性も紹介された。更に、発売される新作ビデオの放映がありました。解説、エピソードを交えてのもので、アメリカ時代のカラテチャレンジの試合、テレビ取材の番組、テコンドーとの交流練習など貴重な映像も収録しており、更に変化し続ける心体育道の技術も公開。心体育道の集大成である無極、心体育道の型、杖を使った練習、トイレットペーパー倒しの秘技(?)も入った盛りだくさんの作品となっている。尚、今回の記事は、「フルコンタクトKARATE」9月号(7月23日発売)にも掲載されます。

24)「マス大山カラテスクールBOX」

出版記念イベント

4月末に発売された「マス大山カラテスクールBOX」の出版記念イベントが、6月12日に東京・渋谷のクラブ49で行われました。当時、通信教育を受けていた受講生や真樹道場のお弟子さん、梶原・真樹マンガマニアなど多々参加がありました。真樹日佐夫先生のサイン会、トークショー。「空手は、大山館長から空手衣をプレゼントされて始めた。昭和40年に入門して、入門半年で茶帯を取った。黒崎健時はシャイで明治の男の感じだった。極真会館の松井章圭館長と最初に会ったのは、六本木で夕方から朝まで飲んで、空手だけでなくどの世界でも一流になる器だと感じた。芦原英幸とは、兄弟分の付き合いで最後に会ったのは、麻布の事務所に亡くなる1年半前に来てくれた。眼が充血して、血圧が高く、体調を壊していた。大山館長とは、亡くなる1ヶ月前に偶然、後楽園ホールのサウナで会った。その日は、キックの興行があり、士道館の添野義三も一緒だった。今度、飯でも行こうと約束したが、それが最後になってしまった。」他に、猪木vsウィリー戦の真相、第2回世界大会でのウィリー暴走の真相も語られました。その後の空手演武は、真樹先生の号令の基本技、真樹先生vsジョニー大倉の真剣組手がありました。真樹先生の回転手刀打ち、膝蹴り、後ろ蹴りと多彩な技が炸裂しました。そして、真樹道場の高弟達の型と真剣白刃捕りの演武。更に、梶原兄弟カルトクイズ、真樹先生とジョニー大倉によるトークショーと続きました。元キャロルでロックンローラのジョニー大倉は極真時代からの30年来の弟子とのこと。同時期に矢沢永吉や松田優作も極真空手に入門していた話も。熱い空手ファンが集まった盛りだくさんのイベントでした。尚、このBOX商品の、函、教材テキスト7冊、「現代カラテマガジン」DVD−ROM、GOD HANDマス大山「特製ステッカー」、解説書の全てにサインをいただきました。「皆には函だけだけど、君にはあげなくちゃいけないよな。」(真樹先生談)

「マス大山カラテスクールBOX」真樹日佐夫編 東邦出版 2004年4月 9333円 絶賛発売中

25)最強格闘技図鑑真伝 松宮康生著 ぶんか社 2004年7月 1600円

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待望の「最強格闘技図鑑真伝」が発売されました。今回の内容は、20人の空手家、武道家、格闘家にスポットを当てたもの。大山倍達、芦原英幸、黒崎健時、木村政彦、澤井健一、ヒクソン・グレイシー、アンディ・フグ、肥田春充、エディ・タウンゼント、塩田剛三、アントニオ猪木、ブルース・リー、村田英次郎、廣原誠、横山雅始、中井道仁、渕上博昭、廣木道心、竹山晴友、田中正悟の20人。著者の松宮康生によるするどい視点による取材、人物紹介、インタビュー、技術紹介、関係資料がまとめられている。K−ファイルの章では、当空手古書道連盟の紹介もされています。又、お店紹介で大沢食堂も登場。巻末の資料編、影丸穣也ギャラリーは圧巻。7月1日発売開始。(Mさん、大変ご苦労さまでした。大阪と東京で会いましょう。)

26)玄制流武徳会45年の歩み 国際玄制流空手道連盟武徳会 2004年7月

 

第40回国際玄制流空手道連盟武徳会全国大会 

空手団体で発行される記念誌は、書店販売されるものと違い、主に関係者向けに編集されており内容が詳細に渡るものが多い。全空連加盟の組織でもある玄制流武徳会の創立45周年を記念して作られた記念誌。玄制流空手は昭和28年に祝嶺制献先生により創始され、現在の会長宗家は土佐邦彦先生。写真で振り返る歩み、空手界からの祝辞、テレビ出演の記録、支部紹介、門下生による随想、大会記録、年表など。巻末から専門誌や雑誌に紹介された記事がまとめられている。89ページ+83ページ、1500円。

第40回大会は、7月18日に埼玉県朝霞市にて497選手の参加で行われました。剛柔流の山口剛史先生、常心門の池田奉秀先生、尚武会の藤本貞治先生による招待演武が行われました。
27)KARATE FOR KIDS ROBIN RIELLY著 TUTTLE PUBLISHING 2004年6月

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タイトル通り、子供向けの空手の本。空手のあらまし、準備体操、突き、受け、蹴りがカラーのイラスト入りで紹介。簡単な英語で書かれている。全48ページ。著者は1959年から松濤館空手を始めた。最近は子供の空手人口が増えているが、日本で子供向けの空手本は全て絶版ゆえ発行が望まれる。大手書店の洋書コーナー、ON JAPANの棚にて購入。

28)KARATE FIGHTING TECHNIQUES 金澤弘和著 講談社インターナショナル 2004年

 

29)KARATE MY LIFE 金澤弘和著 

剣道ワールド社 2003年

国際松濤館空手道連盟の金澤弘和館長による英語版著書。「KARATE FIGHTING TECHNIQUES」は、組手をテーマに基本、応用、自由組手を500枚以上の写真解説で紹介。「KARATE MY LIFE」は、2002年に発行された「我が空手人生」の英語版。8月7日の国際松濤館全国大会にて両著書にサインをいれていただきました。その後、しばらく金澤館長サイン会となってしまいました。

30)ヤン・カレンバッハ来日!

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8月5日にヤン・カレンバッハ氏が16年ぶりに来日しました。1967年に極真空手の留学生として日本に来て以降、太気拳に転向した伝説の武道家です。今年61歳になっても元気に修練しているとの事。1976年に発行された「実戦中国拳法太気拳」と色紙にサインをいただきました。現在、母国オランダで太気拳と武道の書籍を制作中だという。日本での発売も望まれる。
31)沖縄空手人名鑑 沖縄県空手道連合会 

平成5年

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沖縄は空手のメッカであるとし、世界に向けてアピールをしていく一環として、沖縄在住の空手家を網羅した文献。流派会派を越えて五段以上の錬士が掲載対象。五十音別の編集で、「五段・六段・師範および錬士の部」135人、「七段・八段・達士および教士の部」114人、「九段・十段および範士の部」41人の三部構成で一人につき一ページ紹介。名前、写真、所属流派・会派、役職、段位、生年月日、出身地、住所、職場、略歴、空手との出会い、人生訓など。

写真は、沖縄小林流空手道協会会長の宮平勝哉範士十段。全342ページ。B5版、豪華判、函付。定価20,000円。

32)拳聖澤井健一先生 佐藤嘉道著

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表紙の違うシリーズ。初版は1982年2月にスポーツライフ社から1500円で発行。四六版、ハードカバー。澤井先生の没後、1991年に2000円で四六版、ソフトカバーにて発行。その後、1998年4月に気天舎から2400円、四六版、ハードカバーにて復刻。写真が多々加えられた。太気拳創始者である澤井健一宗師の人間像と太気拳の教えを紹介した一冊。多くの武術家に読まれて多大な影響を与えた。後世にも読み継がれる、武道書の名著である。又、海外での翻訳出版も望まれる。今年は、澤井先生が生きていれば100歳にあたり、17回忌の年でもある。澤井先生の生涯をまとめた映画、ドラマなども待望される。

33)空手史跡ガイドブック 外間哲弘著 2003年8月 1000円

34)ビデオ 琉球空手石碑巡り 外間哲弘監修 2004年8月 4572円

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沖縄空手道剛柔流範士九段、沖縄県空手博物館の館長でもある外間哲弘先生の新刊書と新刊ビデオ。琉球空手にまつわる空手家の紹介と、その石碑やお墓、建造物を紹介した書籍とビデオ。真壁朝顕、松村宗棍、糸洲安恒、冨名腰義珍、屋部憲通、識名園など各29項目。空手の本とビデオは多々あるが、このようなテーマのものは初めてである。空手研究家にお勧めの作品。書籍は、豊富な写真入りで全60ページ。ビデオは、外間哲弘先生の案内によるもので69分。いずれも自費制作品だが、大書店などでも販売。

35)男の星座(ナミダ)を受け止めろ!3 〜梶原一騎生誕祭〜

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9月9日に東京、新宿ロフトプラスワンにて「男の星座(ナミダ)を受け止めろ!3 〜梶原一騎生誕祭〜」なるイベントが行われました。ゲストに高森篤子氏(梶原一騎夫人)と真樹日佐夫氏(梶原一騎実弟)を招き、梶原マニアの吉田豪、掟ポルシェ、ワルの出演で進行されました。9月4日の梶原一騎誕生日にあたり開催したイベントで、今回が3回目。全国から梶原一騎マニアが多数参加しました。1回目が映画「梶原三兄弟激動昭和史・すてごろ」公開記念、2回目が映画「すてごろ」ビデオリリース記念のものでした。今回は、梶原一騎の逮捕、病気からの生還、死去にわたるテレビ報道のビデオ映像を見ながら、当時を振り返りトークがされました。紙面で公表できない極真秘話、格闘技界の裏話も多々とびだし、盛況なイベントでした。尚、梶原一騎夫人の高森篤子氏は、最近パソコンを始めて、当ホームページも見ていただいているとのこと

36)目でみる空手入門 廣西元信編著 

西澤弘文堂 昭和30年

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入門書というより、空手の紹介書。全ページ写真満載ゆえ空手写真集ともいえる。

基本技、型、鍛錬具、武器、約束組手。船越義珍師範の写真も2枚載っている。

四六版、全64ページ。130円。神田にて入手。
37)意拳 函授教程 上・下 崔瑞彬著 北京武術院国際意拳培訓中心校 1995年

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太気拳の源流である意拳の教本。日本では太気拳連盟の通信教育講座があるが、中国には意拳の通信教育講座がある。その意拳通信教育講座の教本。写真もあるが文章による解説が多い。意拳の後継者である姚宗勲老師が認めた3人の一人がこの著者である崔瑞彬老師である。(あとの二人は姚承光老師、姚承栄老師)崔老師は、日本ではほとんど紹介されたことがない。ヨーロッパでカレンバッハ氏とも交流があり、日本での紹介が待たれる。B5版、上・下全110ページ

38)The Kids KARATE BOOK 

MICHELE DUNPHY著 WORKMAN PUBLISHING 1999年

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空手本の珍品。数多くの空手の本を見てきたが、帯付の本とは!帯は空手着で最も大切なものであり、子供にとって励みになるゆえ帯付本にした。内容は、空手のあらまし、基本の立ち方、突き、打ち、蹴り、受け。「KARATE CHOP」として空手についてのコラム、雑学が多々有り。全116ページ。子供へのプレゼントに最適!ニューヨークの出版社で発行。

39)韓国版映画プレスシート 

風のファイター

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韓国でマンガから映画化された大山倍達物語。韓国では今年8月に公開されて一週間で100万人を動員し、延べ300万人以上が映画館に行くほどのヒット作となっている。大山倍達こと崔倍達(チェ・ペダル)役は、ヤン・ドンクン。ヒロインは、平山あやが演じている。10月の東京国際映画祭で先行上映され、日本での公開は来年春の予定。「風のファイター」の公式ホームページでは、予告編の動画が見られます。 http://www.fighter2004.co.kr 変型サイズ二つ折。ちなみに、大山倍達の本名は崔永宣(チェ・ヨンイ)。あっ、大山総裁もヨン様だった!

40)映画チラシ 風のファイター

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東京国際映画祭にて韓国映画「風のファイター」が国内初の上映がされました。大山倍達こと崔倍達の歩みと戦後の日本をよく描いています。韓国で叔父より韓国武道テッキョンの手ほどきを受けるシーン、戦後の混沌とした池袋で在日として生きる苦労(相棒はパチンコ屋で商売、在日達のサーカス団)、アメリカ兵を「猛虎」の名でやっつけ、芸者の恋人(平山あや)とのロマンス、山篭りシーンでは石割り、片眉毛を落とすシーンも。全国の道場破りめぐり、全日本武道連合総裁(加藤雅也)との一騎打ち、エンディングは猛牛との対決。日本ロケの姫路城、愛知の明治村もでてきます。真樹日佐夫先生も日本武道の師範役で出演しています。劇場では、韓流ブームか若い女性が目立ちました。5日目の最終日(10月28日)に監督のヤン・ユノと主役のヤン・ドングン、敵役の加藤雅也が挨拶に来場しました。ヤン監督は、制作にあたり日本文化と歴史を勉強したとのコメント。ヤン・ドングンは、シャイで無口な性格ですと自己紹介。加藤雅也は、ヤン・ドンクンが日本語を始めよく頑張り、まさにドン様だとのコメントには場内爆笑。尚、「風のファイター」は来年春の韓国シネマフェスティバルにて公開され、一般公開は来秋になります。エスピーオー配給。

41)韓国版DVD 風のファイター 映画「風のファイター」第3弾。韓国では、8月公開から早くもビデオ、DVDが10月に発売されました。DVDは2枚組で、本編に加えて、メイキング、インタビュー、記者会見、予告編などが3時間以上収録の特典ディスク付。ネットで簡単に購入できるが、DVD規格の違いから国内のDVDプレイヤーでは見ることが出来ない。写真は左から函ケース、DVDジャケット、解説書(全10ページ)。
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42)沖縄県空手博物館の外間哲弘館長と面会

9月25日に沖縄県空手博物館の外間哲弘館長が上京されて面会しました。信州大学でのシンポジウムの後、千葉県の道場での指導の合間にお会いしました。武道研究家の竹内海四郎氏が同行しました。空手と空手書物の話に花が咲きましたが、特に「空手道歴史年表」の制作にあたり、各年代ごとの項目を体育館に並べて編集した苦労を聞きました。又、外間先生の著書6冊にサインを入れていただきました。沖縄県空手博物館は、外間哲弘先生の剛柔流空手道場と併設されており、空手研究の場として海外からも熱心な空手人が訪れています。当連盟で設立予定の「現代カラテ図書館」のモデルになっています。